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PADOMA vol-4
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ECU交換 |
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ターボ車には、禁断のROMチューン! PADOMAさんの、ROMチューン奮戦記です。 |
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ECU
換装
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| ECUと呼ばれるS4のコンピューター本体です。 ターボ車はこの中のROMを書き換えることによって簡単にパワーアップが可能です。 今回は数あるROMチューナーの中から、日本に代理店(イシカワエンジニアリング ishikawa-engineering.com)のあるアメリカのNeuspeedをチョイスしました。 何も問題が無ければいとも簡単に50馬力のパワーアップが実現するはずだったのですが・・・ |
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| ノーマル状態のECU内部です。 今回書き換えることになるのはこの部分のROMですが、実際の作業はこのROMを書き換え可能なROMに付け替えることになります。 当然、ハンダ付けが必要となる作業ですのでイシカワさんにお願いしました。 |
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| ROM交換作業一回目が終了したECU。 IshikawaEngineeringのステッカーが貼られて帰ってきました。 普通のROMチューンはこれで終了なのですが、ここでトラブル発生。 |
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| 本来ならばROMチューンが終わったECUを車に取り付けるだけで、50馬力GET!となるはずなのですが「あれれ?パワー上がらない。ブーストも上がらない」。 ここから原因究明の長い旅(約6ヶ月!)が始まりました。 僕の手違いでS4にもともと異常が無いか確認する前にROMチューンをしてしまい、不具合の原因が車体なのかプログラムなのか分からなくなり何度もプログラムを書き換えることになってしまいました。 そこで度重なるハンダ付けに基盤が耐えられなくなるだろうというイシカワさんのアドバイスでROMが取り外し可能なICソケットを装備しました。 |
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| 原因その1 まずパワーとブースト(0.5barどまり)の上がらないS4をディーラーでスキャンツールにかけると「チャージプレッシャー異常、制御範囲を越えた」というフォールトメッセージが表示されます。 イシカワさんの「どこかからエアを吸っているか、漏れているかの可能性大」とのアドバイスをもとにディーラーに原因を探してもらったのですが原因は見つからずもんもんとした日々が続きます。 |
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| S4を探している頃に知り合ったS4オーナー(現在はTT)の方に泣きついたところ「スロットルボディーブート(TBB)をチェックしてみては?」とメールをいただきました。 早速ディーラーに連絡してチェックしてもらったところ、この部品の裏側に大きな亀裂が入っていることが判明。 なるほどこれでは加給圧が抜けるはずです。 どうもこのトラブルは世界的に有名なS4固有のトラブルらしく、放っておくとターボ本体まで壊れるらしいのです。 原因がわかって、私もディーラーさんもイシカワさんもやれやれと胸をなでおろしていたのですが・・・ |
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| 原因その2 部品の入荷にやや一ヶ月かかってTBBを交換。ブーストも最大1.3barにアップし「ROMチューンすげーぜ!」と喜んでいたのもつかの間、2週間ほどでまたブーストがかからなくなってしまったではありませんか。 「勘弁してくれよ・・・」とディーラーに行きスキャンツールにS4をかけると今度は「排気温度センサー異常、右バンク・左バンク」の表示が出ました。 左右のバンクの排気温度センサーが故障です。(S4の場合、この部品が故障するとコンピューターが異常事態と判断して、ブースト圧を下げてしまうのでした) この部品もこれまた3週間待ちで、4月にROMを書き換え初めてからS4が完全に調子を取り戻したのは9月も末になってからでした。 |
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長い長い旅でしたが, |
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